干し野菜の旨味がぎゅっ!干し野菜の中華饅頭。
中国は「肉」のイメージが強いと思いますが、野菜も思いっきり活用し、たくさん食べます。
食事によっては大部分が野菜中心になる事もあるぐらいなのです。
野菜と言っても種類も多く、食べ方も多種多様。その中でも今回は「干し野菜」を使った
包子です。干し野菜は中国の伝統的な食材で、野菜を干すことにより旨味が濃縮され、
乾燥した干し野菜は戻る時に、他の食材の美味しいスープを吸い込むことにより、
旨味を外に逃がしません。
今回は、東北地方だとよく使われる干し野菜「大根」と、東京の地元野菜「小松菜」を使い
大根と小松菜の旨味を生かし、それに豚脂でコクを足して仕上げました。
もちろん。野菜は味坊農園。干すのも自分たちで行いました。
野菜とおひさまの味がぎゅっと詰まった「干菜包子(干し野菜の中華まんじゅう)」を
どうぞご賞味くださいませ。
そもそも、点心とは?
餃子や焼売など日本でもおなじみの料理はジャンルとして「点心」に含まれます。
点心とは中国で「軽食・間食」の意味で、焼売や肉まんなど食事的な物から、甘いものまで広い範囲の「ちょっとたべれるもの」を表す名前です。
ちなみに、似た言葉で「飲茶(ヤムチャ)」という言葉もありますが、これは料理名ではなくお茶を飲みながら点心を食べる広東省などの食事の習慣の事です。点心には甘い、甜点心(ティエンティエンシン)としょっぱい鹹点心(シエンティエンシン)があります。

普通の冷凍点心と混同するなかれ!すべて、手作りなのが味坊クオリティ。
このような、冷凍商品は大体機械で作られていますが、味坊集団では、中国より招聘したプロの麺点師(餃子や焼売の専門家)が
一つ一つ「手作り」で点心を包んでいます。
機械で一律に作ると味は一定しますが、その時の湿度や温度や生地の具合や具材の水分量や、特徴など微妙な調整が出来ず、本当に美味しいい点心にはなりません。
機械で一気に作ったほうが楽で経費もかからないのですが、ここは敢えてプロ麺点師の熟練と技を皆様に感じていただきたいと思い、手作りにこだわりました。