麻辣羊肉餅・開発秘話
我らが「味僕研」は、羊齧協会主席の菊池さんと運営していますが、
実は羊肉関連アイテムが無いことに気付きました。
設立当初から「ゆくゆくは…」と考えていたものの、
コロナ禍の影響もあり、開発計画を保留していたのです。
しかし、2022年4月29日に「ラムバサダーフェスティバル」が開催されることを受け、
ついに開発したのが【麻辣羊肉餅】です。
【麻辣羊肉餅】は、日本では「ニラ饅頭」として知られる
広東料理の点心をアレンジしています。
浮き粉(小麦粉でんぷん)を用いたモチモチな皮は、
他の点心に無い独特の魅力がありますが、
今まで羊肉を用いたものは見たことが無い!?
広東料理で羊肉を多用しないためかもしれません。
さらには、麻辣味の点心も無い!…と言う事で、作っちゃいました。
今までに無い味を開発することに生きがいを感じるのが、味僕研です。
プロの料理人が浮かばないような奇抜なアイディアがひらめくや否や、
味坊・梁さんにバトンを渡します。
工場でアツい商品開発会議を開催し、試作レシピを確定させます。
そして、生まれた【麻辣羊肉餅】は、なんと試作第一号で
ゴーサイン確定!味坊さんには、その道25年の点心師である
何偉昌さんがいらっしゃいますが、見事に「味僕研」のイメージを具現化してくれました。
ひとたび【麻辣羊肉餅】を口にすると、思わず止まらなくなる美味しさだと思います。
記・大谷
麻辣と羊という菊池のアイデンティティ
私が、羊齧協会という「羊肉を振興しよう!」団体の主席を務めている事。
「麻辣味を流行らせたい!」麻辣連盟幹事長、麻辣グランプリプロデューサーなどを務めていまして、
羊と麻辣については一家言ある男なのです。
自然な流れ、羊と麻辣を組み合わせたくなるのは当たり前で、
ついに手を出した感のあるメニューです。
羊と麻辣。それを歴戦の点心師が包む。その味お試しください。
記・菊池
そもそも、点心とは?
餃子や焼売など日本でもおなじみの料理はジャンルとして「点心」に含まれます。
点心とは中国で「軽食・間食」の意味で、焼売や肉まんなど食事的な物から、甘いものまで広い範囲の「ちょっとたべれるもの」を表す名前です。
ちなみに、似た言葉で「飲茶(ヤムチャ)」という言葉もありますが、これは料理名ではなくお茶を飲みながら点心を食べる広東省などの食事の習慣の事です。点心には甘い、甜点心(ティエンティエンシン)としょっぱい鹹点心(シエンティエンシン)があります。

普通の冷凍点心と混同するなかれ!すべて、手作りなのが味坊クオリティ。
このような、冷凍商品は大体機械で作られていますが、味坊集団では、中国より招聘したプロの麺点師(餃子や焼売の専門家)が
一つ一つ「手作り」で点心を包んでいます。
機械で一律に作ると味は一定しますが、その時の湿度や温度や生地の具合や具材の水分量や、特徴など微妙な調整が出来ず、本当に美味しいい点心にはなりません。
機械で一気に作ったほうが楽で経費もかからないのですが、ここは敢えてプロ麺点師の熟練と技を皆様に感じていただきたいと思い、手作りにこだわりました。