店舗名 | 香辣里 (シャンラーリー) |
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住所 | 東京都世田谷区太子堂4-23-11 GEMS三軒茶屋 7F |
アクセス | 田園都市線「三軒茶屋」駅から徒歩3分 三軒茶屋駅「北口A」から120m |
電話番号 |
03-6450-8791 |
営業時間 |
【月〜金】ランチ 11:30時〜15:00時(ラストオーダー14:30時) |
定休日 | なし |
座席数 | 68席 |
田園都市線「三軒茶屋」駅から徒歩1分・三軒茶屋駅「北口A」から120m
老醋花生(黒酢漬けピーナッツ) 生のまま軽く茹でたピーナッツを、にんにく・しょうが・唐辛子、そして醤油や黒酢とともに漬けたおつまみです。台湾や中国の南部のエリアで見られるこの料理、湖南省では少々唐辛子の辛さを際立たせて供されます。箸休めにも最適。 |
400円 |
擂辣椒皮蛋(青唐辛子のピータン和え) すり鉢に皮蛋と辣椒を入れ、“すりこ木”で潰しながらいただく、湖南省の家庭の定番料理。ピータンを丁寧によく崩して、ちょうどドレッシングのように青唐辛子と絡めながらお召し上がりください。…白飯との相性も抜群です。 |
700円 |
茼蒿干豆腐丝(醤油漬け干豆腐と香り野菜の和え物) 重しをかけて水分を抜いた豆腐を、醤油に漬けて色付けした「干豆腐」を、春菊やセリなど季節の香り野菜とともに和えた、湖南料理の前菜です。干豆腐の独特な食感と、香味野菜の香りとがなんとも楽しい! …ちなみに辛くありません。 |
680円 |
拌野生黑木耳(キクラゲの発酵唐辛子和え) キクラゲを、発酵唐辛子で和え、山胡椒のオイルで香り付けしました。爽やかな山胡椒の香りを帯びた爽やかな味わいなので、お料理のとお料理の合間に箸休めとして挟みたくなる一品です。 |
600円 |
菜根香(季節の香味野菜サラダ) “ハーブ中華”の代表選手。湖南省だけでなく四川省などでも見られる香り野菜のサラダです。当店では香菜(パクチー)の根やセロリなどを主に使いますが、季節によってはドクダミやミントなどを使うこともあります。 |
600円 |
香辣里臭豆腐(名物発酵豆腐) 自家製の発酵液に豆腐を漬け込んで発酵させた臭豆腐を、豚油でカラッと揚げたおつまみです。クリスピーな食感と香ばしい豚油の香り、そしてふわっと香るチーズのような発酵香が美味。そのままでも美味しいですが、自家製の辣醤を少し添えても。 |
700円 |
秋葵米豆腐(オクラと餅の湖南風サラダ) 米豆腐とは米粉で作るお餅のこと。自家製の米豆腐と茹でたオクラを、酸味を利かせた醤油ベースのソースでお召し上がりいただきます。発酵させた唐辛子の漬物を少々添えてご提供しております。 |
700円 |
湘味三大坛(手詰め蒸しパンと3種のおつまみ) 3種の漬物を蒸しパンに乗せて食べる料理。大豆を発酵させた腊八豆(ラーパードゥ)を発酵唐辛子で炒めたもの。細いインゲン豆を塩漬けにして発酵させた「酸豆椒(サンドウジャオ)を豚三枚肉の腊肉とともに炒めたおつまみ。 |
1200円 |
腊肠(香辣腸詰め) ハンドメイドの腸詰めを燻製にして仕上げた自家製のソーセージです。豚肉の餡には生の唐辛子を練り込んであります。 |
700円 |
紫蘇煎黄瓜(きゅうりの大葉ロースト) きゅうりを紫蘇の葉とともにローストしたシンプルな料理。紫蘇の香味が爽やかに香るので、辛い料理の合間のお口直し的な効果も。これも湖南料理ならではの“ハーブ中華”です。 |
700円 |
腊味合蒸(燻製三種〜豚バラ・豚舌・ボラ) 燻製にした豚三枚肉と豚舌、そしてボラを、生姜とともに蒸した前菜。スモーキーな燻香がワインを呼びます。これも湖南省らしい“燻製中華”のおつまみです。 |
1200円 |
腊猪脸蒸(燻製豚スネの蒸しもの) 燻製にした豚のスネ肉を蒸した一品。水で戻してスープで炊いた乾燥いんげんや乾燥じゃがいも、乾燥湯葉などを季節ごとに変えながら添えます。 |
900円 |
香辣鱼(臭魚〜季節の白身魚の香辣蒸し) これぞ“発酵中華”! 発酵させた魚を蒸し煮にしたこの料理は中国では「臭魚(チョーユゥ)」と呼ばれています。塩水漬けにして発酵させた魚を、唐辛子とともに調理するこの料理は、発酵香が芳しいのでワインとの相性も抜群。濃いめの白がおすすめです。 ※大きさによって価格が異なります |
2300〜3500円 |
剁椒魚頭(鯛の頭の発酵唐辛子蒸し) 剁椒(トゥジャオ)とは叩き潰した唐辛子を塩や塩水で発酵させた辛味の強い調味料。深みのある辛さが特徴です。これを鯛の頭や紫蘇の葉と一緒に蒸して仕上げるのが「剁椒魚頭(トゥジャオユィトウ)」。湖南料理を代表する名物料理です。魚を食べた後は、極太のビーフンをお皿に加え、発酵唐辛子の溶け込んだ蒸し汁とよく和えてお召し上がりください。紫蘇がバジルのような香味をたたえ、ピリ辛の魚介パスタのような味わいをお楽しみいただけます。 ※太ビーフン付き(ビーフンは1椀300円でさらに追加いただけます) |
1500円 |
炒腊肉(燻製豚三枚肉と葱の炒めもの) 腊肉(ラーロゥ)と呼ばれる燻製肉を、葱とともに炒めた一品。腊肉(ラァロウ)とは豚や鶏や鴨などの肉の燻製のこと。いわば中国版のベーコンですが、これらの燻製肉を調理に使うのが湖南料理の特徴。燻香を帯びた料理の味わいはワインにも寄り添います。当店では燻製肉を自家で製造しています。腊肉(ラーロゥ)は炒め物だけでなく、煮物や蒸し物などのさまざまな料理に使われます。塩漬けにしてから燻製して作られる腊肉、その塩味と燻香とが、料理にとって調味料としても機能するのです。 |
1000円 |
剁椒羊肉(発酵薬味で食べる皮付き揚げヤギ肉) 柔らかく茹でた皮付きの山羊肉を、クリスピーに揚げた肉に、自家製の唐辛子の漬物・生青唐辛子などを細かくみじん切りにした薬味を乗せてお召し上がりください。仕上げにはレモングラスのような香りのする木姜子(ヤマコショウ)のオイルで香り付けしています。 |
2300円 |
刀切羊肉(皮付きヤギ肉冷菜〜ミントとレモンのソース) 茹でた山羊肉に、ミント・レモン・自家製ラッキョウの漬物などを細かくみじん切りにした薬味を乗せてお召し上がりいただく、湖南省の少数民族料理。冷菜です。 |
1200円 |
酸湯牛肉(発酵出汁の酸味のある牛肉スープ) 発酵させた米と大根を入れた鶏出汁で牛肉をお召し上がりいただくスープ料理。発酵由来の爽やかな酸味が、唐辛子の辛味によって輪郭を帯びた味わいに出世します。…ちなみに本場の「酸湯(スヮンタン)」は、お米の研ぎ汁を発酵させて作ります。 |
1500円 |
干鍋腊肥肠(燻製モツの田舎炒め) 燻製にした豚モツ(これを中国語で「腊肠(ラーチャン)」と呼びます)を青唐辛子や長ネギとともに炒めた料理。モツのコクと唐辛子の香辣味が薫香に包まれて一体化した味わいが美味。実は「香辣里」の隠れた名物です。 |
1300円 |
干鍋鸡杂(鶏砂肝の田舎炒め) 鶏の砂肝をフレッシュ唐辛子と一緒に炒めた湖南省の家庭の一品。湖南料理では炒めものを鉄鍋ごとテーブルに運び、弱火で温めながら食べることが多く、それを「干鍋(ガングォ)」と呼びます。 |
1100円 |
辣椒炒肉(湖南名物“豚ピー”炒め) 豚肉とピーマンを唐辛子とともに炒める、湖南省の家庭料理の代表的な一品です。白飯との相性は抜群! |
900円 |
土匪鴨(ぶつ切り鴨の田舎炒め) ぶつ切りにした鴨肉を炒め、醤油や豆板醤で味付けしたソースで煮込む郷土料理。本場では、くちばしからつま先まで、まさにまるごと1羽使いますが「香辣里」ではむね肉ともも肉を使用して調理しています。 |
1200円 |
腊耳丝炒韮菜(燻製豚耳と韮の炒めもの) 燻製にした豚の耳をニラとともに炒めた料理。燻香とニラの香味が絶妙に寄り添い、ビールも箸も止まりません(汗)。 |
900円 |
腊肉香干(スモーク豆腐と燻製豚肉の炒めもの) なんでも燻製にする湖南省の食文化ですが、豆腐もまたメジャーな燻製アイテム。そんな燻製豆腐を燻製した豚バラ肉とともに炒めた料理が、これです。そのスモーキーな味わいは赤ワインにも寄り添います。 |
900円 |
毛氏红烧肉(毛沢東の大好物 湖南風豚の角煮) この料理、もしかしたら最も有名な湖南料理かもしれません。「红烧肉(ホンシャオロウ)」とは、豚三枚肉の塊を醤油ベースの味付けで甘く煮込んだいわゆる角煮ですが、湖南省出身の毛沢東が大好物だったことからアタマに「毛氏」を付けて料理名とする飲食店が中国には多いのです。ちなみに辛い料理が多い湖南省の中で、最も有名な湖南料理が最も辛くない…というのも、なんだか笑えます。 |
1200円 |
鉄鍋红薯粉(さつまいも春雨の鉄鍋煮) さつまいものでん粉で作った春雨を、鶏のスープで煮込んだ湖南省の郷土料理です。スープのうま味を吸い込んだ春雨は実にジューシー。もっちりした食感も魅力です。…ご飯に合う! |
900円 |
香辣里炒飯(燻製豚バラの香辣里チャーハン) 燻製豚肉のチャーハンです。使うお米はジャスミンライス、中国では「香米(シャンミー)」と呼ばれていますが、その香り高さも魅力です。 |
900円 |
酸豆角米粉(いんげんの漬物の汁ビーフン) 脂の浮かないあっさり味の豚骨スープで食べるビーフンです。まるでパスタのような太めのビーフンはもちもちした食感で美味!トッピングは、ダイス状に切ったいんげんの漬物と豚肉の炒めもの。漬物由来の優しい酸味が食欲をそそります。 |
800円 |
排骨米粉(豚スペアリブの太ビーフン) 時間をかけて茹でた豚のスペアリブをのせたビーフンです。弱火で長時間かけてとった豚骨スープは見た目通りのあっさり味ではありますが、うま味が濃いので実に滋味深い…。もっちりした食感の太ビーフンの食感も素敵です。 |
800円 |
蒸香米飯(蒸し白飯) 湖南省は米どころ。朝昼晩を問わず、食事の際には白飯が欠かせません。湖南料理の白飯は、じっくりと吸水させた後に写真のような小ぶりの椀に入れてから、蒸し上げます。例えば「⑫剁椒魚頭」のスープをかけたりすると、なんとなくカレーを食べているような気持ちになるから不思議です。⑫剁椒魚頭(鯛の頭の発酵唐辛子蒸し) |
300円 |
金湯牛杂(牛ハチノスの金湯スープ レモングラス風味) 細切りにした牛ハチノスを、鶏出汁で溶いたかぼちゃのスープで軽く煮た汁物。辛い品種の青唐辛子と一緒に煮るため、スカッとした辛さが特徴です。仕上げには、レモングラスのような香りがする木姜子(ムージャンズ)オイルで香り付けしました。 |
1500円 |
蛋饺子(卵の皮のスープ餃子) 小麦粉の皮の代わりに、薄焼きにした卵でひき肉の餡を包んだ餃子。湖南省北部の街、岳阳(ユェヤン)近郊の農家レストランで出会った一品です。時間をかけてとった豚骨のスープをよく染み込ませてお召し上がりください。 |
600円 |
「湖南料理ってどんな料理?」
「香辣里」がご提供するお料理は中国湖南省の湖南料理。中国では「湖南菜」とか「湘菜」などと呼ばれます。
中国の料理文化をご存知の方にお聞きすると、真っ先に出てくるのは「辛い料理」というキーワード。確かに湖南料理はフレッシュの唐辛子を多様する食文化。湖南省出身の毛沢東も「紅焼肉(湖南の豚の角煮のことです)と唐辛子があれば生きていける」という言葉を残しているようですが、兎にも角にも、とびきり辛い「小米辣」と呼ばれる唐辛子がお料理の随所に顔を見せます。…確かに辛い。人々は湖南料理の辛さのことを「香辣(シャンラー)」と呼びます。口に入れた瞬間に汗が吹き出すスカッと突き抜けた辛さのことです。
でも、湖南料理をもう少し丁寧に分解してみると「辛さ」の他にも際立つ特徴が3つあることが見えてきます。
「発酵中華」であること。
「燻製中華」であること。
「ハーブ中華」であること。
湖南料理には今まで日本で味わってきた“中華料理”では味わうことのできなかった、新しい体験が詰まっているのかもしれません。
香辣鱼(臭魚〜季節の白身魚の香辣蒸し)
剁椒鱼頭(鯛の頭の発酵唐辛子蒸し)